猛烈に地味
このアルバムはガレージR&Bオムニバス『 MAXIMUM R'n'B 』にも収録されていた
THE WHEELSのメンバーだった
ロッド・デミック(ROD DEMICK)とハービー・アームストロング(HERBIE ARMSTRONG)によるアルバム。
猛烈に地味です。
THE WHEELSではTHEMのカヴァー、《 Gloria 》をやっていたけれど、
そのTHEM加入前のヴァン・モリソンとバンドをやっていたのが、
ハービー・アームストロング。
その後ハービー・アームストロングが結成したTHE WHEELSに
参加したのがロッド・デミック。
このアルバムの後、ロッド・デミックはパブロック・バンドである
ビーズ・メイク・ハニーに参加したりと
ブリティッシュ・ロックの裏街道をいく二人である。
『 LITTLE WILLIE RAMBLE / ROD DEMICK & HERBIE ARMSTRONG 』
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そんなロッド・デミックとハービー・アームストロングによる
1971年に発売された1枚がこれ。
THE WHEELSのガレージR&Bの面影はなく、
そのサウンドはむしろ初期パブロック的。
アコースティック風味でヴァラエティに富んだ味のあるサウンドを出していて
こういうのは土臭い音といえばいいんでしょうか。
正直、おいらの好みの音ではないけれど、
気合が入っているのは充分に伝わる。
ブリティッシュ・ロックはこういった脇役による縦のつながりが
深さとおもしろさをだしているんだろうなぁ。
2009.03.20 | Comments(0) | Trackback(0) | パブロック
