ツイスト・アンド・シャウト
ビートルズ、初期の代表的ナンバーであるツイスト・アンド・シャウト。
この曲、元々のオリジナルはトップ・ノーツというR&Bコーラス・グループで、
なんとフィル・スペクターがアトランティックで
リーバー&ストーラーの元で修業していた時にプロデュース。
このトップ・ノーツというグループ、
あのフーがカバーした《 Daddy Rollin' Stone 》のデレク・マーティンが在籍?していたとか。
が、フィル・スペクターがプロデュースしたトップ・ノーツのツイスト&シャウトは、
オールディーズ風のダンス・ナンバー的な仕上がりで、
おいらは編集盤『トゥイスト・アンド・シャウト 12アトランティック・トラックス』で聴いたが、
あのコーラスのハモリ部分もなく、異なった展開のメロディーを持ち、
ビートルズとは無縁なイメージ。
『トゥイスト・アンド・シャウト 12アトランティック・トラックス(プロデュース:フィル・スペクター)』
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《 Daddy Rollin' Stone 》を期待しても似つかないサウンドで、
例によってフィル・スペクターがオーバーに仕立て上げたとかで、
作者であるバート・バーンズは苦笑(激怒?)したとか。
そしてリベンジすべく今度はバート・バーンズ自身が
プロデュースし同曲を録音したのがアイズレー・ブラザーズ。
『ザ・ビートル・クラシックス』
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こちらのツイスト&シャウトはメデタくヒットを記録。
そしてそれをどこからか聴きつけレパートリーにしたのがビートルズ。
アイズレー・ブラザーズ版を大きく変えることなく
よりパワフルに特徴的なコーラスをフィーチャー。
恐らくビートルズ自身も意識していたわけではないだろうが、
まるでビートルズ自作の曲のように仕上げてしまった。
『 1962 LIVE AT STAR CLUB IN HAMBURG 』
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正式なデビュー前である『 1962 LIVE AT STAR CLUB IN HAMBURG 』のライヴにて
既にそのレベルなのだ。
やはり恐るべしビートルズである。
2008.12.06 | Comments(0) | Trackback(0) | ブリティッシュ・ビート・クラシックス
