ジョージ・ハリスンの名曲にして迷曲
ご存じビートルズのホワイト・アルバムに収録の
ジョージ・ハリスンの名曲《 While My Guitar Gently Weeps 》。
なんともいえない哀愁のメロディーに
エリック・クラプトンのギター・ソロが印象的な曲だ。
そもそもこのタイトルの曲にして
ビートルズのリード・ギターリストであるジョージ・ハリスン自身が
ギター・ソロを弾かないというのもタダモノではない。
しかし、この曲のアレンジがさらに上を行く迷アレンジ。
アンソロジー3収録のテイクのまま
リード・ギターだけをかぶせた方がマシな気もするが。
ドラムは幾分まともだが、
ベースにはファズらしきものがかかり歪みまくり。
フレーズも、モヤッとしてるし。
さらにここにアコースティック・ギターのストローク、
さらにさらにエレキ・ギターでアルペジオを
弾いたり弾かなかったりの中途半端さ。
さらにはシンセ風キーボードでコードもかぶさる。
イントロでは生ピアノがフレーズを。
そして先のエリック・クラプトンのフェイズかかったギターが
ネバーっとからみつく。
なんとも名曲らしからぬ混沌としたアレンジ。
このホワイト・アルバムから導入されたという
8トラック・レコーダーの影響からか
重ねまくりやりたい放題なのだ。
なんだかスゲー!
ジョージ・ハリスンの名曲にして迷曲である。
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2008.11.05 | Comments(0) | Trackback(0) | 60'sブリティッシュ・ビート
