クロウダディズ(Crawdaddys)、カッコよすぎ!
このバンド、オススメします!
センスのよさにメチャ自信あります。
初期ローリング・ストーンズ、初期キンクス、初期ゼム、
初期プリティー・シングス、初期ダウンライナーズ・セクト・・・
このあたり好きなら、かなりピンポイント的中!
あまりバンドのこと詳しく知りませんが、
アメリカのサン・ディエゴというトコ出身のバンド。
『 CRAWDADDY EXPRESS 』
このアルバムは1979年という時代ハズレに発売したファーストで
モロに前出の60年代UKバンドに影響を受けたサウンドで、
R&Bガレージ色全開!
録音はチープですが、とにかくカッコよすぎっす。
収録されているカバー曲を見てもらえれば、
なんとなくそのサウンドは想像できるんじゃないかと。
これはこれでかなりオススメなんですが、
さらにオススメは、セカンドとして扱われているアルバム。
ファースト・アルバムを出した後に、
シングルを何枚か残してこのバンドは解散したらしいけれど、
その頃に残したデモ音源やら未発表曲を集めたものをセカンドとして発売。
『 HERE 'TIS 』
中心人物のロン・シルヴァ以外のメンバーは、
ファーストとはほとんど変わっているんですが、
これがまたとんでもなくカッコ良い。
例えがマイナーで恐縮ですが、
ドクター・フィールグッドのファースト・アルバムが
鋭くシャープに削り取ったスピード感あふれるサウンド。
そして、その後に出したセカンドが
鋭くシャープに、さらにユルさをも加えた絶妙な味。
このバンドの2枚も、そのガレージ版といった感じでしょうか。
ファーストが鋭くシャープな爆裂ガレージ・サウンド。
そしてセカンドがガレージ・ビートにユルさを加えたもの。
両者のユルさに共通するのは、ニューオーリンズR&Bビート。
このセカンドで聴ける
ガレージ・サウンドとニューオーリンズ・ビートの相性が抜群なのだ。
リー・ドーシーのカバー《 Why Wait Until Tomorrow 》なんてニクすぎ!
あとドクター・フィールグッドでもポイント高いアーティスト、
コースターズから《 That Is Rock And Roll 》。
オリジナル曲もなにげにメロがキャッチーで実にいい。
強烈にしびれるバンドです。
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2008.10.05 | Comments(2) | Trackback(0) | ビート系おすすめアルバム
