出た!ビッグ・スリーのコンプリートCD
これは個人的にもうれしい、
ビッグ・スリー(THE BIG THREE)のコンプリートCD化。
はっきり言ってこのリヴァプールの
喧嘩最強?トリオ・バンドのビートはカッコいーです。
いままでおいらはレコードの編集盤で聴いてましたが、
再結成時の曲は今回はじめて聴きました。
とにかくカッコいーのが、
当時EPとして発売された『 AT THE CAVERN 』の4曲。
ライヴ録音で客の歓声も凄いですがビッグ・スリーのプレイも凄い。
三人それぞれのテクニックも凄いと思いんですが、
なんといっても一体感のある迫力のビート、これでしょう。
パワフルで腰にブリブリときます。
この4曲は絶品!
6曲目からのシングルとして発売されたスタジオ録音は
おウエの指示のためかライヴに比べるとやや抑え目で、
曲調も甘めなトコもあるのが残念。
バンドの指向もビート路線だったようですが、
甘め路線にもっていこうとするブライアン・エプスタインに反抗して、
NEMSのマネージメントを解消したのだとか。
しかし、シングルでもビート調の曲はカッコイーです。
いかにもなポップなマージービート《 By The Way 》のB面、
9曲目収録の《 Cavern Stomp 》などはビート全開で最高。
ここらがビッグ・スリー本来のサウンドでしょう。
ギターのエイドリアン・バーバーはミック・グリーンの影響を受けてるのかな?
1本なのに2本にきこえたりするギター・スタイルは、
ジョニー・キッド時代のミック・グリーンのプレイに似てます。
このギターと
ジョン・ガスタフソンのベースとのからみも実にいいっすね。
ちなみに再結成時の曲は全然イマイチでした。
初期のパワーまるだしのライヴをもっと聴いてみたいですね。
発掘されないでしょうか?
『 CAVERN STOMP - THE COMPLETE RECORDINGS / THE BIG THREE 』
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2009.11.10 | Comments(0) | Trackback(0) | 60'sブリティッシュ・ビート
