音楽は顔で聴け
"音楽は顔で聴け"らしい。
何の話?って「コテコテ・デラックス」という本。
ジャズ批評なんていう堅そうな雑誌の別冊であるから、
ずーーーーっと読み逃していましたが、
実に味のあるディスク・ガイド本である。
ブラック・ミュージックとしてのジャズをコテコテというキーワードで
セレクトしたというアルバムの数々。
ソウル・ジャズやオルガン・ジャズはもちろん
ブッカー・Tやジュニア・ウォーカーなんてR&Bアーティストも紹介。
一番手はいきなりジャック・マクダフなのだ。
先の名言"音楽は顔で聴け"も
BABY FACE WILLETTEのこんなジャケットを例に
口の開き具合に注目するニクらしいまでのセンス。
コテコテ用語と称して【ブリブリ】【ギトギト】、
さらにはオーティス語【サケツミ】【ガッタ】まで解説する気配り。
1枚のアルバムで13文字10行の解説は量的に物足らないが
その分、500枚以上のコテコテ・アルバムを紹介。
おいらはその10分の1くらいしか聴いたことが無く、
聴いたことがないアルバムどれもソソられるものばかり。
こりゃぁマイッタなぁ。
『 コテコテ・デラックス 』
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2009.02.25 | Comments(2) | Trackback(0) | おすすめ本
