ボウディーズ『 THIS IS MY STORY 』レビュー
ボウディーズ(THE BAWDIES)のメジャー第一弾アルバムである
『 THIS IS MY STORY 』を聴いた。
ボウディーズはこの2009年にあって、
CDの帯にもあるとおり
リトル・リチャードやレイ・チャールズ、
そしてビートルズやストーンズあたりの影響を感じさせてくれる
20代前半のメンバー4人組のなんとも愛らしいバンドなのだ。
レコード会社の宣伝文句?である「ビートルズの再来」というのは、
少々いきすぎな感もありますが・・・
ちょっとドスのきいた声にストーンズ的なサウンドの感触からか
T氏は日本のカウント・ビショッブスと言ってました。
1曲目からして、モータウン・ビートにスライド・ギターをかまして、
たしかにカウント・ビショッブスの雰囲気ありです。
またまた、一見すると
ジャケットでのモッズを感じさせるファッションといい
なかなかイケメン的なルックス、
そしてルーツとしてブラックミュージック。
さらに実際にアルバムを聴くとルックスからのイメージに反して
ヴォーカルの声質が骨太ソウル・ヴォイスなのだから
スモール・フェイセス、そしてスティーヴ・マリオットなんてイメージも。
はっきり言って新人とは思えないほどの実力。
圧倒的なヴォーカルはもちろん、演奏もうまいしヒネリを加えるセンスもある。
全曲がオリジナルでファンキーな曲作りも悪くない。
ちなみに全て英詞でそこが日本で受けるかどうか分からないけれど、
日本にこだわらずそのまま海外で受ければ、よりおもしろい
サウンド的には、インディー時代の2枚の方がコンパクトな曲でおいらの好みだが、
メジャーから発売されるには、この位の洗練度は仕方がないところでしょうか。
評判の良いらしいライヴで趣味丸出しのカバーでもやって、
リトル・リチャードやレイ・チャールズらの素晴らしきサウンドを、
若いファンにガンガンひろめてほしーいトコです。
『 THIS IS MY STORY / THE BAWDIES 』
⇒ Amazonの詳細
2009.05.15 | Comments(4) | Trackback(0) | 日本のバンド
