声が実にジョン・レノン的でいいじゃないか
個人的にはヴォーカル、レイ・エニスの声質がどことなくジョン・レノン的で
捨てがたいバンド、その名もスウィンギング・ブルー・ジーンズ。
ギターのラルフ・エリスまで、たれ目のジョン・レノン的ルックスなのだ。
有名な
《 Hippy Hippy Shake 》や《 You're No Good 》はモヒトツなので、
この際、無視しよう。
他に隠れ名曲が多くはないが潜んでいるので
そこに要注意なのだ。
『 AT ABBEY ROAD / THE SWINGING BLUE JEANS 』
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なんといっても大注目は
アビー・ロード・シリーズに入っていた《 Promise You'll Tell Her 》。
メロディーまで初期ジョン・レノン的なマージー・ビート。
この哀愁メロはかなりいい。
ハモリもコーラスのつけ方も文句のつけどころが無い。
これは抜群にたまらない曲だ。
こんなオリジナル作れる実力あるのになぁー。
このバンドの売り方間違えてないか?
このアルバムで《 It's Too Late Now 》も初期ジョン的な
当時のビートルズがやっていてもおかしくない感じの
オリジナル曲なのだ。
さらにビートルズの《 This Boy 》をカバーしているのだが、
ちとこちらは時間厳守のマジメなスウィンギング・ブルー・ジーンズらしく素直にやりすぎ。
最後に、もひとつオススメ曲は《 It's So Right 》。
こちらはタイトなビート・ナンバーだが
シンプルながらもヒッピーのようなマヌケさは無く、
メロがいいのもポイント高し。
さらにはベースもプイッッときていて、12弦ギターの使い方もウマイ。
演奏も含めてかなりカッチョよい出来なのだ。
これもオリジナル曲ではないか。
やっぱいいセンス持ってそうなのに
《 Hippy Hippy Shake 》や《 You're No Good 》のヒットで
カバー曲に比重がおかれて
逆に実力を出し損ねたように思える。
うーん、実におしいバンドだ。
2009.04.13 | Comments(4) | Trackback(0) | 60'sブリティッシュ・ビート
